イベントベースパワー解析
Keysight X8712A IoTデバイスバッテリー寿命最適化ソリューションは、DC電源／アナライザ、SMUモジュール、RFイベントディテクター、Keysightイベントベースパワー解析ソフトウェアが1つのソリューションに統合されたものです。以下を行うことができます。
- 手間のかからない短時間のイベントベース消費電力解析により、デザインの弱点を検出。
最大8日間のデータの測定、セーブ、リコールにより、一般的な動作サイクルでデバイスの充電消費動作を確認することができます。X8712Aは自動的に、サブシステムまたはイベントレベルまでデバイスの重要なRFイベントまたはDCイベントと消費電力の相関をとります。この機能により、最も電流を消費するイベントやサブシステムを特定することができ、バッテリー寿命要件に適合するように適宜それを最適化できます。 - IoTデバイスのバッテリー寿命を容易に予測。
サブシステムレベルでの消費電力を測定しているとき、Keysightイベントベースパワー解析ソフトウェアはRFイベントまたはDCイベントの占有時間と消費電流の寄与をパーセンテージで計算して、情報を表形式とチャート形式で提供します。均一な信号であれば、これを使用して容易に数時間という非常に短時間で予測バッテリー寿命時間を把握することができます。バッテリー容量と関心のある領域を指定すると、イベントベースパワー解析ソフトウェアは予測バッテリー寿命を表示します。バッテリー寿命の予測機能は、異なる条件を比較するための指標として有用です。デザイナーは、この機能でバッテリー寿命の延長を定量的に解析し、これをデザインの最適化作業に活かすことができます。
詳細については、www.keysight.co.jp/find/X8712Aを参照してください。
特性
本ソリューションの特性については、以下のデータシートを参照してください。http://literature.cdn.keysight.com/litweb/PDF/5992-3085EN.pdf